2021-01-01から1年間の記事一覧
見直し途中! 「生後第2の新しい発達の原動力」を対 称性の原理で説明してみた 山田優一郎(人間発達研究所会員) 「私たちが法則を発見できるのは、自然界に対称性があるからだが、それだけでなく、自然のもつ階層性のおかげである。」(板東昌子1996…
「生後第3の新しい発達の原動力」は、存在するか~「対称性の原理」による説明 山田優一郎(人間発達研究所会員) 田中(1987)1)は、対称性の原理によって「生後第3の新しい発達の原動力」の発生を説明した。物理学における運動は、人間発達におい…
対称性の原理によって、 「自制心」の誕生を説明してみた 山田優一郎(人間発達研究所会員) 物理学は、自然現象を学問の対象としている。人間も、自然の一部であり、物理学が明らかにしている一般法則によって、人間の発達も説明可能である。 1.すべての…
見直し作業中! 3次元可逆操作 「基本操作」と「媒介」及び「産物」 山田優一郎(人間発達研究所会員) 次元のの階層(幼児期)は、1次元→2次元→3次元と認識できる世界をひろげていく階層でした。「大きい・小さい」から始まったふたつの世界は、4才の…
2次元可逆操作 「基本操作」と「媒介」及び「産物」 山田優一郎(人間発達研究所会員) ―――寺子屋は、庶民の子どもが読み・書きの初歩を学ぶ簡易な学校であり、江戸時代の庶民生活を基盤として成立した私設の教育機関である。寺子屋は江戸時代中期以後しだい…
1次元可逆操作 「基本操作」と「媒介」及び「産物」 山田優一郎(人間発達研究所会員) 「階層-段階理論」の階層・段階表において、「次元」「変換」と名付けられているのは、階層(年齢期)の発達の質を表すことばです。幼児期の階層は「次元」でした。こ…
中世・ 近世日本の若者教育に学ぶ「可逆操作」~1次変換可逆操作 山田優一郎(人間発達研究所会員) はじめに 前回、「3次変換可逆操作」について検討しました。それは、①事象を特殊概念に変換できる思考で、②アイデンティティを発揮する活動によって③豊か…
軽度知的障害児の教科学習 はじめに 12・13才(小6・中1年生)頃からの段階は、 ①「なぜなら」数回思考で ②いくつもの変化する環境にいくつもの段取りで働きかけ ③二重に抽象化された概念を形成していく年齢期でした。 ④そして、①は②③の間で可逆しなが…
青年期の「可逆操作」X を探せ! 山田優一郎(人間発達研究所会員) 1.大きな階層の中に三つの段階があるとする田中の発達の捉え方1)は、教育実践にいくつかの示唆を与えます。天野清(1979「教育心理学試論」)2)は、思考の発達がどの段階にあり、…